創業の想い ― 代表取締役 高橋 幸司

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睡眠改善シニアインストラクター/
株式会社スリープテクネ 代表取締役 / 高橋 幸司
創業の想い ― 代表取締役 高橋 幸司

日本が元気になるために自分達は何を出来るのか、を考えました。

少子高齢化、労働人口減少、健康寿命などの言葉が叫ばれる中、先進国の中でも特に日本人の睡眠時間が短いことが認識されてきました。単純に短いから悪い、長いから良いということではなく、睡眠の重要性の周知につながっていることは良いことです。厚生労働省健康局は平成26年3月に「健康づくりのための睡眠指針2014」を示し、国としての睡眠啓蒙活動の推進に取り組みました。また企業を取り巻く社会環境としても健康経営が盛んに取り上げられるようになり、睡眠の重要性や認知が広がってきました。

NHK放送文化研究所が5年おきに行っている「国民生活時間調査」によると、調査を開始した1960年から比較し国民全体で就床時刻は約1〜1.5時間遅くなり、睡眠時間は約1時間ほど短縮しています。また、2017年総務省統計局の「社会生活基本調査」を見ると、国民平均が7時間40分に対して、45歳から59歳が、7時間2分~4分と特に短くなっています。一方、60代からは再度睡眠時間は上昇し、80代になると8時間37分と長くなります。年齢を経るごとに睡眠時間が短くなることは自然なことです。しかし、ある年代が極端に短くなるのは、我々がいかに社会環境や生活習慣あるいは個別の生活環境に左右されているかが分かります。

一方、睡眠に関する研究は、様々な専門分野における数多くの研究者・研究機関の長年の努力により、科学的には質の高い睡眠を確保することで日中のパフォーマンスが向上されることや、生産性や学習成果を高められることなどが証明されてきています。睡眠の科学的な研究が始まった1900年代初頭から知の蓄積は進んでいます。今後も日本や世界の研究者による知の追求は進んでいきます。私達も共同研究者の方々や睡眠・生活研究所を中心に日々研究・学習をし、今の人間にとって良いものを考え、発信していきます。

しかし、一個人のやる気に任せるだけでは本質的な改善はなかなか進みません。個人の意思や体質だけでなく周りの環境に睡眠は左右されるからです。私達は、睡眠改善はオール日本で取り組むべき課題だと考えています。睡眠負債のマイナス点ばかりが指摘されますが、裏を返せば、睡眠をしっかりとれる睡眠生活習慣と睡眠環境を創りあげることで、個人の幸福度や健康が増すだけでなく、企業の業績向上や国の発展にもプラスの影響を及ぼす可能性を秘めたポジティブな取組みであるといえます。

 

睡眠改善トータルソリューションカンパニーとして

個人も組織も健康で心豊かな世の中の実現に私達は尽力していきます。スリープテクネと言う言葉には「睡眠改善にITと睡眠知識をもった、創造力と専門技術を兼ね備えた素晴らしい人材が、人に対する愛情と技術を持って取り組むチーム」という意味をこめています。日本の睡眠改善はこれからです。皆様と共に広くつながりをつくり、力を結集し、少しでも日本が元気になるよう取り組んでまいります。