創業の想い ― 専務取締役 八重樫 徹

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睡眠改善インストラクター/ 株式会社スリープテクネ 専務取締役 / 八重樫 徹
創業の想い ― 専務取締役 八重樫 徹

私達は睡眠に対して何も知らない

「睡眠」に対する知識はどれくらいあるでしょうか?幼い頃から「早寝早起きは三文の徳」ということわざは有名で、「早寝=大事」ということは誰もが知っていますが、それ以上は知らない人が多いのではないでしょうか。私も思い起こすと、小中学校の義務教育で「睡眠」に対する授業を受けた経験はありません。一方、欧米諸国では「睡眠」に対する授業があるそうです。その結果でしょうか、OECDの調査によると日本は「睡眠時間が最も短い国」としてランキングされてしまっているのが現状です。

 

創業のきっかけ

創業のきっかけとなったのは昨年2018年5月のことです。早稲田大学ビジネススクール時代の同期であり、弊社代表の高橋との再会が私に新たな気づきを与えてくれました。高橋は「睡眠」に関する商品開発と販売を手がける株式会社エムールの経営者で、当時彼から「睡眠」に対する熱い想いを聞いたことを今でも覚えています。なぜなら、「睡眠」が自分達の生活にどれだけ重要であるかを私は知らなかったからです。若い時には体力に自信があり、「睡眠時間」を削って、仕事に遊びに時間を使うことができます。しかし、30代、40代と歳を重ねていくと、その無理はできなくなります。「睡眠」を削った翌日は確実に日中のパフォーマンスは下がります。なぜなら、「睡眠」には身体の回復を図る重要な働きがあるからです。「睡眠」を疎かにすれば体力回復に不足が生じます。そして、「睡眠時間」だけではなく、「睡眠の質」も私達の身体には大事なのです。しかし、多くの方々は、そのメカニズムがわかっていません。私も以前までは全く分かっていませんでした。

2018年8月に日本睡眠改善協議会の「睡眠改善インストラクター」の講習を受講しました。1日の1/4から1/3の時間を費やす「睡眠」に対して、あまりにも知らないことが多く、衝撃を受けました。「睡眠」に関して勉強するほど、日中のパフォーマンスを向上させるとても重要な役割があることを知りました。しかし、残念ながら現在の日本では「睡眠」に対する知識が低いために、「睡眠」に対して効果的な取り組みができていないのです。この社会的な問題に対して、私は次の挑戦をすべき分野であると考えたのです。

 

スリープテクネが目指すこと

日本は先人達の頑張りにより、世界を牽引する技術大国です。しかし、このポジションは永遠に約束されたものではありません。現在の第三次産業の発展が示すように、人間が発揮する重要度は益々高まっていくでしょう。そしてその実現に向けて、私達人間は常に健康で100%能力を発揮していく必要があります。その発揮への要素はいくつかありますが、その一つに「睡眠」は確実に入ります。しかし、前述の通り、私達は「睡眠」に対する知識は残念ながら低い状態です。だからこそ、私はこの問題に取り組みたいと強く考えました。日本は今まで同様に世界を牽引する国であって欲しいと思っています。そのためには、様々な組織で働く多くの人々が100%の力を発揮して働けること。「睡眠改善」がその力発揮には重要な役割を果たすこと。私達スリープテクネは、日本の「睡眠レベル」を変革し、日本の産業界の支えとなる企業を目指していきたいと強く思っています。