「子どもの眠り」をテーマに講演実施
/ レポート
株式会社スリープテクネ 共同研究者 / 神川 康子
「日本の子どもの眠りがあぶない!」
9月7日に行われた「すいみんの日」市民公開講座(江戸川大学睡眠研究所主催・柏市共催)で、「子どもの眠り」をテーマに講演をいたしました。
毎年30~40校の幼・小・中・高の教育現場へお邪魔していますが、先生方からは「スマホやゲームで夜更かしがひどい、学校でボーっとしているかイライラしている」、家庭からは「朝が起きられず、学校に行きたがらない」「スマホやゲームのことで言い争いになる」という声がよく聞こえてきます。そして、子ども達自身も「なかなか寝付けない」、「朝が起きられない」「学校で眠い、調子が悪い」「集中できない」などの声と、どうしたら改善できるのかと頻繁に尋ねられます。三者の願いを叶えていく鍵は「睡眠」に在りです。
睡眠教育の重要性と機会
今回の市民公開講座以外にも、今年の夏は6件の講演をお引き受けしました。睡眠に関する教育は、年々、浸透してきているようです。子どもたちの眠りの改善を実践することで、子どもたちの心身の健康や勉強の成績にも良い影響がもたらされます。きっと、未来を担う子どもたちは「睡眠力」をもった人財へと成長していくことでしょう。
大人の睡眠教育
人生100年時代と言われる現代、子どもたちのみならず、生産年齢世代も睡眠改善に取り組むメリットは大きく、また何歳からでも改善が期待できます。とは言え、様々な勉強やトレーニングをしなければならないビジネスパーソンにとっては、睡眠に関する学習は後回しになりがちです。そこで、スリープテクネではビジネスパーソンに向けて、新たな睡眠教育プログラムの開発を進めています。
多くの睡眠課題を抱えた日本にとって、睡眠は伸び代です。子どもたちとともに、大人もいっしょに学んでいきましょう。